転勤が決まるときは、急であることも多く、また、よく知らない土地に移動することもありますね。
会社の寮や決まった物件がある場合はそこに住むことになりますが、
ご自身で物件を探すような転勤もあるかと思います。
土地勘がある場合は、イメージもわきやすく、住みたい地域もわかるかもしれませんが、知らない地域の場合はどこに住むか迷いますよね。
私自身も夫が転勤族のため、何回か転勤を経験した中で、どういった基準で選んだか、ポイントをまとめました。
目次
まず基準になるのは、会社の位置
転勤が決まったら、たくさんやることがありますが、優先順位が高いのは、どの街に住むのかということ。
家探しをするにも、どの街か決まらなくては、物件探しは難航します。
土地勘のない、知らない土地でまず基準となるのは、通勤することになる会社がどこにあるのか、ですね。
会社から近い方がいい?少し離れたい?
会社の近くに住み、少しでも通勤時間を減らしたい方もいるでしょうし、
あまりにも会社から近いと、同僚が遊びに来たりなにかと気を遣うから、多少離れていたい…という方もおられるかもしれません。
あなたはどうでしょうか?
パートナーがいる場合は、よく話し合って、どのような希望をもっているのか把握しておきましょう。
また、どこに住むのかは、これから挙げる他のポイントも深くかかわってくるため、会社から近い or 遠い をどの程度望んでいるのか、通勤時間の許容範囲も人それぞれですので、希望をしっかりメモしておくと良いでしょう。
チェック1:通勤時間の許容範囲をメモしておこう!
かかる時間も重要ですが、どのような交通手段で通勤したいか(満員電車は避けたい、駅までは自転車で行きたい、等)の希望もきいておきましょう。
生活圏に何を求める?
会社から○○分圏内と決めたあなた。
次は、生活圏内に必要なものがある街を探していきましょう。
譲れないポイントは
譲れないこだわりはありますか?
例えば…
○スーパーが徒歩圏内
○スーパーは夜遅くまで開いていてほしい
○コンビニまで歩いて行けると嬉しい
○行動範囲内にスタバがなきゃ嫌だ
○子供が遊べる公園が近くにある
○子供の習い事も近くでさせたい
人によって、どんなお店が好きか、そこでどんな生活を送りたいか、さまざまだと思います。
私も子供が生まれるまでは、駅近の大きいデパートや商業施設まですぐ行ける物件が好きでした。
駅前だと、すぐに電車に乗って出かけることもできます。家賃は高くなるので狭めになりますが、独身でそんなに家にいないので、気になりませんでした。
ところが、子供が生まれてライフスタイルが一変すると、独身時代に住んでいた場所は夜遅くまで賑やかですし、ファミリー層が好む場所ではないとわかりました。
今は、子供が生まれる前とは全く別の視点で、住む街を決めています。
あなたのライフスタイルに合う街を探しましょう。
チェック2:ファミリー向け?駅近の利便性重視?あなたのライフスタイルを書き出して
例)○ファミリー向けの住宅街
○徒歩圏内にスーパー
●イオンなどの大型商業施設に、週末車でいけると嬉しい
(「優先度高:○、優先度低:●」と印を付けておくと分かりやすいです)
交通手段と坂にも注意!
あなたが普段使う交通手段は、なんでしょうか?
徒歩・自転車・バス・バイク・車・電車・新幹線・飛行機。。。
電車を使うのであれば、駅までどう行くのか。どの程度駅から離れても対応できるのか。
車に乗りたいのなら、よくいく場所に駐車場はあるかどうか。
よく使う交通手段と、その周辺についてもチェックしておきたいところです。
また、地形にも要注意です!
私は関東出身で、坂がほとんどない土地で生まれ育ってきました。(教科書で習った、「関東平野」ですね。本当に平なんだな~と、地方に住んでから実感しています。)
ところが、一般的には、坂がない方が珍しいのかもしれません。
新しい街では、住宅街でも、かなりの坂に出会うことがありました。
千葉県の稲毛、横浜の山の方、大阪の北摂も坂のある地域があります。
自転車や車で走るのに、大変な思いをする可能性があります。自転車は、電動が必要になるかもしれません。
チェック3:よく使う交通手段
子供がいる時の注意したいポイント
子供がいる場合、最も気になるのが、「転校」です。
大人ですら、友達と離れて新しい土地へ行くのは不安に思うこともあります。
まだ小さい子供の世界は、学校がその大半を占めています。
ポイントは、転校生を受け入れてくれる地域であるかどうかです。
小学校に通っている6年間の間、転校生は1人だけ。。。というような学校の場合、受け入れ態勢が整っているとは言い難く、珍しいぶん、子供にかかるプレッシャーも大きいと予想できます。
一方で、年に何人も転校生が来るような地域もあります。
先生も生徒も転校生に慣れているし、転校生の気持ちが分かる子も多いため、比較的子どもが周囲に馴染みやすい環境です。
子供の性格にも寄りますし、何が正解かという決定的なものはないのですが、経験上、転勤族が多い地域は、転勤族が住みやすいと感じるのです。
大企業の社宅がある、大都市の通勤圏内(ベットタウン)等は、転勤族が多く住んでいる可能性があります。
もし、地域を選択できるとしたら、転勤族の多い街を選ぶのもおすすめです。
チェック4:子供の転校を考える
子供の年齢によっては、かなり優先度の高い項目です。
気になる家賃相場と相談
交通網が発達している場合、通勤圏内に何都市かピックアップされることがあります。
県をまたぐような場合もあります。
関東であれば、東京都内への通勤は、神奈川県・埼玉県・千葉県からも可能ですね。(新幹線通勤を考えるなら、もっと広がります。。)
関西であれば、大阪への通勤は、兵庫県、奈良県などからも可能です。
地域によって家賃相場もまちまちですので、いくつか物件をピックアップして、家賃相場のだいたいの感覚をつかんでおきましょう。
チェック5:気になる街の家賃相場を調べる
実際に住んでいる人の声を聞くのが一番
新しく住むであろう地域の周辺に知人がいる場合は、その方に聞くのがもっとも有効な手段です。
家庭環境が似ているならば、あなたの知りたい情報をたくさん教えてくれるかもしれません。
どこの学校がいいといった情報や住みやすいおすすめの地域を聞いてみましょう。
チェック6:住んでいる人に聞く
知人がいない地方への転勤!ピンチ!?と思わないでくださいね。
大丈夫です。頼れる場所は、あります。
保育園事情や学校のこと、役場の窓口に相談してみるのもひとつの有益な方法です。
対応してくれる方に寄るので、どの程度まで情報を得られるかはわかりませんが、急な転勤で困っていることを伝えると、色々親切に教えてもらえる場合もあります。
新しい街で、楽しく暮らすために
転勤族は、全く知らない土地へ転勤することもあります。
誰も頼る人がおらず、はじめは大変なことも多いかと思います。
しかし、新しい土地での生活はたくさんの新しい発見があって、楽しい面もたくさんあります。
楽しい生活をイメージしながら、ご自身のライフスタイルにあった街を探しましょう!