赤ちゃんだった子どもが成長し、そろそろ働くことを考えようかな、と思うママも多いのではないでしょうか。
そんな時、候補に挙がるのが「保育園」ですね。
保育園といえば、朝から夕方仕事が終わるまで、子どもを預かってくれるイメージでしょうか。
近年は、選択肢が広がり、「私立幼稚園」に預けて働くママもいます。幼稚園で過ごした後、預かり保育で夕方まで預かってくれる園もあります。
どちらも経験している筆者が、体験談をお伝えします。
認可保育園に入れる可能性は...
子どもが2人いるため、いくつかの保育園に通った経験があります。
長男は、認可保育園に通ったことはありません。待機児童の問題などあり、住んでいた地域では、なかなか認可保育園に入れませんでした。
そこで、2歳の時に週3日で認可外保育園に通いました。
認可外保育園にはなりましたが、習い事なども豊富で、施設も新しく、室内に走り回るスペースもある園でしたので、楽しく過ごしていたと思います。ただ、家から車で30分以上かかり、遠かったです。
次男は、運よく小規模保育園に入園することができました。第一希望は、お庭のある認可保育園でしたが、なかなかの倍率だったようで、狭き門で入れませんでした。小規模ということで、初めは小さいお部屋で過ごすことに不安もありましたが、保育園はあの手この手で制作なども楽しませてくれ、家ではできないようなことをしてくれるので、息子も楽しそうでした。少人数なので、アットホームな人間関係も、1~2歳という年齢ではよかったのかな、と思っています。
保育園は、子どもを保育してくれる場
保育園は、その名の通り、子どもを保育してくれる場所。
食事のマナーやトイレトレーニングも、お家と一緒になって取り組んでくれます。
見学や食育参観などもあり、わが子の様子を見る機会も作ってくれました。遠足もあり、楽しい場所へ連れて行ってくれました。
(長男:いちご狩りや親子遠足、次男:いちご狩り、水族館、動物園など。希望者のみ)
工夫もたくさんしてくれて、イベントなども楽しく、企画や準備などすごいな、と思います。
私立幼稚園という選択
私立幼稚園では、受け入れ人数の関係や園の方針で、面接などの試験がある場合があります。
小さい子どものことですので、当日の体調や気分で対応も変わりますね。事前に準備など入念にされている場合もありますので、地域の情報など集めて、通っているお子さんが近所にいたら、体験談を聞いてみましょう。
合格し、私立幼稚園に入園できた場合、預かり保育がどこまで対応してくれるのか、気になりますね。
預かり保育は受け入れ人数が決まっている場合もあり、月極なのか、当日預かってもらうことや延長は可能かなど、実際に利用することを考えて、事前に疑問は解消しておくことをお勧めします。これは、園によって対応が全く異なる部分になるので、候補の幼稚園にしっかり確認しましょう。
幼児教育・保育無償化の影響で、2020年度の入園児は対応が異なる可能性もあります。
条件を満たせば、預かり保育も無償化事業の対象となります。(完全に無償となるわけではなく、補助が少し受け取れるイメージです)
幼稚園は、子どもの教育の場
保育園と異なるのは、子どもの教育に力を入れているところ。
幼稚園は文部科学省の管轄となり、教育する目的があります。(保育園は厚生労働省)
確かに、集団行動や歌や工作などに力が入っている様子がうかがえます。
保育園でも歌や工作はありますが、教育面が充実していることが幼稚園のメリットとして取り上げられることが多いようです。
私立幼稚園の中には、習い事を別料金で通わせることができる園もあります。(保育園でも、体操の先生を呼んだり、英語のクラスがあったりする園もあります。次男は英語がある園に通っていました。こちらも、通常の保育とは別料金です)
どの程度の時間、預けるのか
一つポイントになるのは、預ける時間。
保育園は、働くママが利用していること多く、その場合を想定しているため、朝早くから預けることができます。園によっては夕方以降の遅い時間まで対応してくれる保育園もあります。
私立幼稚園は、始まりの時間は9時や9時半であることもあるので、働く時間によっては朝の保育が必要になることも。
朝の保育に対応してくれる園なのか、しっかり確認しましょう。
また、何時まで預かり保育が対応してくれるのか、延長できるのか等もおさえておきたいですね。
生活をシミュレーションしてみる
保育園と幼稚園、どちらに通うことになっても、まずはどのような生活になるのか、
1日をシミュレーションしてみましょう。
近い園なら歩いて行けますが、遠いなら自転車で行くのか、どの道を通るのかなど
道の状態(坂道や登園時の交通量)も気になります。
送った後に仕事に行くのであれば、何分で着くのか、送迎は苦にならないか、ママではなくパパが送っていくときはどうなるのかなども家族で話し合っておきたいですね。
どちらに通った経験もありますが、それぞれ、たくさんのことを吸収し、楽しそうにのびのびと通っています。
皆様のお子さん自身が、楽しく感じられる環境に出会えますように。
次回は、保育園と幼稚園の費用面からの比較をお伝えします。